
こんにちは。
11月になりました。
朝晩の気温が下がり、そろそろ薪ストーブに火を入れ始めるオーナーさんが増える季節です。
この時期に多いお問い合わせが、
「着火すると煙が室内に逆流して大変でした。何が問題なのでしょう?」です。
考えられるパターンは2つ。
Aパターン:冷たい外気が煙突を通して降りてくる。
Bパターン:煙突が煤で詰まっている。
煙突掃除ができているにも関わらず逆流する場合、Aパターンが考えられます。
Aパターンの対処法。
火を着ける前に、先ず薪ストーブの中に手を入れて冷気が降りてくるか確認をする。
(ダンパーのある機種はダンパーを開ける。)

ヒューっと冷気が降りてくるのを感じたときは以下の手順を行ってください。
寒いのを少し我慢して、30秒位薪ストーブの近くの窓を開けて、家の外と中の気圧の差を少なくします。
この時、しばらく換気扇は止めてください。
新聞紙1枚を半分に破り、たいまつ(トーチ)のような形にします。
これに火をつけて煙道を温めます。
炎が部屋の中ではなく、煙突側へ吸い込まれるのを確認できたらOKです。
新聞紙1枚目で炎や煙が室内にくる場合は2枚目、3枚目と続けて煙突を暖めてください。
「引き」が目視出来ましたら、いつものように炉内に薪をセッティングして着火してください。

「換気扇は止めて、煙道をしっかり暖めてから着火をする」これが大切です。
ストーブ本体が冷えている時は必ず煙突内部を温めてから着火をしてください。
私はストーブ本体が暖かい時以外は、着火前に毎回手を入れて冷気が降りてこないかチェックをします。
ちょっとしたテクニックですが、ストーブ初心者の方は特にこの方法お試しください。
5分間煙突を温めても「引き」を確認できない場合はBパターンが考えられます。
しっかり煙突掃除を行ってください。
ご自身で煙突掃除・メンテナンスが難しいオーナーさんは基本料金27,500円(税込)~で承っております。
※弊社施工以外のお客様はお断りしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。