Masonry heater メイスンリ・ヒーター

メイスンリ・ヒーターとは?
メイスンリ・ヒーターとは、石、粘土、レンガ、セラミックなどの石材で組んだ薪ストーブのことです。石材でできたストーブ本体や壁に配した煙道に燃焼ガスを通し、蓄熱し、その熱を室内に出します。ロシアやヨーロッパなど寒さが厳しい地域で日常的に使用されています。日本では、蓄熱式薪ストーブ、蓄熱型薪ストーブ、蓄熱ヒーター、メイスンリ・ヒーター、メイスンリーストーブ、メイソンリ・ヒーターと呼ばれています。
また、石やレンガなどの材料で構造物を作る職人をMason(メイスン)といいます。

メイスンリ・ヒーターの大きな特徴は、焚き続ける必要のない点です。約10kgほどの薪を短時間で燃やし、石やレンガなどの耐火物に熱を蓄えます。本体の表面温度は100℃前後で、鋳物や銅板製ストーブの半分以下ですが、その柔らかな放射熱はゆっくりじんわり長時間続きます。ストーブ本体の一部をベンチのように設計することもできます。
炉内に火を入れてもすぐに部屋は暖まりませんが、1日1~2回火を入れるだけで暖かさが長時間持続するのが特徴です。鋳物や鋼板製ストーブとは、一味違った暖かさを感じられます。

さらに、メイスンリ・ヒーターは松などの針葉樹も1000℃以上で燃焼するため、すすがほとんど出ません。耐火レンガなどで作られた煙道を燃焼ガスが下に向かって通ることにより煤塵がほとんど燃え尽き、灰となって煙突手前の煙道の底に落ちる構造となっています。この構造から、排気の煤塵(PM)排出量が少なく、薪の燃焼量も少なくてすむのです。

熱を利用して、オーブン料理にお使いいただけます。チキンやピザを上手に焼かれているお客さまもいらっしゃいます。

お客様と要相談の上、建物やお客さまのライフスタイルに合わせたメイスンリ・ヒーターを築造いたします。完成までに2週間~かかります。 本体費用はおおよそ150万円~(煙突代と出張料別、仕上げや構造により大きく費用は変わります)。

2010年2月に北米メイスンリ・ヒーター協会のTom Trout氏を1ヶ月間マックスウッドへお招きし、メイスンリ・ヒーターやブリックオーブン製作を学びました。

2010年8月には、アメリカNC州在住Tom氏の積石現場4件でメイスンリ・ヒーター製作の助手をしました。

この経験を現在の製作で大いに活かしています。

北米のメイスンリ・ヒーター協会( Masonry Heater Association Of North America )による蓄熱式薪ストーブの定義
・総重量が800kg以上 ・燃焼炉のドアは燃焼中しっかり密閉できる
・本体の壁の厚みの平均は25cmを超えない
・通常の燃焼状態で、外壁の表面温度は薪を出し入れするドアを除き、110℃を超えない
・燃焼炉からヒーター内部の熱交換煙道を通って煙突から出ていく燃焼ガスは、必ず1回は180度逆向きに流れを変える
・燃焼炉の出口から煙突の入口までの熱交換煙道の長さは、少なくとも燃焼炉の最長寸法の2倍の長さが確保されている

こんなお客さまにオススメ
✔ 数時間おきに薪をくべ続けるのが大変な共働きやご年配のご夫婦
✔ 一般的な薪ストーブでは暑すぎると考えていらっしゃる、高気密・高断熱住宅にお住まいの方
✔ スギ・ヒノキ・マツなどの針葉樹だけを燃料にしたい方
✔ 自由設計の大型薪ストーブが欲しい方

こんなお客さまには物足りないかも
✔ 何時間も炎を見続けたい方(メイスンリ・ヒーターは火を入れるタイミングが1日1~2回のため)
✔ 気密・断熱性の悪いお宅にお住まいの方(隙間風が入るような古民家一軒を暖める熱量が足りない可能性があります)

滋賀県大津市のメイスンリ・ヒーターのあるおうちを設計された庄司洋建築設計事務所さま
滋賀県大津市と湖南市と甲賀市のメイスンリ・ヒーターのあるおうちを建てられた宮内建築さま