
こんにちは。
お客さまからこの時期になると、「この前までは上手に着火できたのに、今朝の着火では煙が室内に逆流し大変でした。何が問題なのでしょう?」とお電話をいただきます。
考えられるパターンは2つ。
Aパターン:冷たい外気が煙突を通して降りてくる。
Bパターン:煙突が煤で詰まっている。
弊社のお客さまはきっちり煙突掃除をされていると思いますので、そのほとんどがAパターンだと考えられます。
Aパターンの対処法。
火を着ける前に、先ず薪ストーブの中に手を入れて冷気が降りてくるか確認をする。(ダンパーのある機種はダンパーを開ける)

ヒューっと冷気が降りてくるのを感じたときは以下の手順をしてください。
寒いのをちょっと我慢して、30秒位ストーブの近くの窓を開けて、家の外と中の気圧の差を少なくします。
この時はしばらく換気扇は止めてください。

新聞紙に火をつけて煙道を温めます。

炎が部屋の中ではなく、煙突側へ吸い込まれるのを確認できたらOKです。1枚目で炎や煙が室内にくる場合は2枚目、3枚目と続けて煙突を暖めてください。
「引き」が目視出来ましたら、いつものように炉内に薪をセッティングし着火してください。

三寒四温のこの時期、ストーブ本体が冷えている時は必ず煙突内部を温めてから薪に着火をしてください。
「換気扇は止めて、煙道をしっかり暖めてから着火をする」これが大切です。
私はストーブ本体が暖かい時以外は、着火前に毎回手を入れて冷気が降りてこないかチェックをします。
ちょっとしたテクニックですが、ストーブ初心者の方は特にこの方法お試しください。
5分間煙突を温めても「引き」を確認できない場合はBパターンが考えられます。しっかり煙突掃除を行ってください。
ご自身で煙突掃除・メンテナンスが難しいお客さまは基本料金税抜き25,000円~で承っております。お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。